コーチングは、大切な人を目的地まで運ぶ役割である馬車を意味する「コーチ（Coach）」に由来します。大切な人が望むところまで達するために伴走します。望むところつまり目標達成までに必要な行動や課題、悩みなどについて、本人が自ら気がつくことができるようにサポートし、目標達成につながる思いや行動を引き出していきます。

コーチングの大前提は
・答えは相手の中にある
・相手を無限の可能性のある存在として関わる

コーチングでは、基本的に「教える」「アドバイスする」ことはしません。その代わりに、「質問し、相手の話を聞く」という対話を通して、相手の中から様々な思いや考え、行動の選択肢を引き出します。

また相手を無限の可能性を持っている人として関わることによって相手が答えを導き出す手助けが出来ます。その気持ちを持って関わると相手も力がみなぎりますし、その気持ちを持ったことによって自分も力が湧いてきます。

コーチングを受けるとどのような効果が得られるのでしょうか。
＊発見・気づき・選択をもたらす
＊自らの答えを見つける
＊自らの選択によって人生を歩むことが出来る

つまり、自分とコミュニケーションが取れるようになります。人は意外と自分のことがわかっていません。コーチングを受けることにより、自分が何を望んでいるのか、大事にしたいのか、何がいやなのかが明快になります。

そしていつの間にかうまくいかないことを周りのせいにしていた自分に気がつき、状況を客観的に見ることが出来ます。そして自分の人生は自分で変えることが出来ると気づくことにより行動を変化させることを促進する力があります。

そうすることにより、周りの人とのコミュニケーションの質も変わってきます。

その他にもコーチングを受けることにより、自分で自分をコーチング、セルフコーチングができるようになります。物事を抽象的にみたり、具体化することにより、思考の整理のプロセスが身につき、ロジカルに考えられるようになります。

・しっかり聴いてもらって安心
・「あれ、こうかも」「そうだ」「わかった」と自分で気づく
・アイディアが湧いてくる
・「こうしよう」と自分で決める
・失敗からも学ぶ
・自分の人生の選択を自分で行い、人生の責任を自分で取る（人のせいにしない）

コーチングとは人の可能性を信じて寄り添う関わりです。その関わりの中で自由に自分と対話し、答えを導き出すことができます。一生コーチをつけなさいというつもりはありません。人生の中で変化の時、困っている時にコーチングを受ける事を心からお勧めします。そうすることにより、自分で自分の思いに気がつく、いわゆるセルフコーチングができるようになります。さらに人にもその人の本当の思いに気がつく関わりができるようになり、人間関係が円滑になっていきます。